2005-06-06

Sorcery!4:099 自発的な囚人

「あのさ、お前がいたら結構な範囲で魔法使えなくなるよな。
何を好き好んで魔法使いが自分の塔に引っ張り込んだのだか合点が行かないな」

「違うよ、そうじゃない」
ジャンは間違いを正そうとする。

「これは大魔法使いの塔じゃない。ここは牢屋塔なんだ!
ここに押し込められてるのは、
大魔法使いのとっておきの捕虜ばかりなんだよ」

「ひょっとしてファレン・ワイドって河童みたいな武器学者のこと知ってるか?
この塔の在り処を示唆したおっさんなんだが」

「ファレン・ワイドが武器学者なもんか」

「大魔法使いその人の変装だよ!
悪賢いやつなんだ。
君を言いくるめて、牢屋に入って囚人になるようにしてしまった
−−−ほとんど自分の意思で!」

うまい手だとは思うがそんないつ起こるかわからないことのために
あんな部屋に普段から住んでるの?

あの河童、次に会ったが100年目だ。首を洗って待っていることだな。
おっとその前に脱出、脱出と。
posted by うにーく at 22:48 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーサリー諸王の冠 リプレイ

2005-06-06

Sorcery!4:098 ジャンの冒険譚

この最果ての地で思いがけず旧知の友に遭遇したことは
ほんの少し元気付ける出来事だ。

「神々は誉むべきかな!」
ジャンは言う。

「アナランドから来たあんたか!
どうしよう、こんなことにならなければいいと思っていたんだが。
あんたが捕まったのは僕のせいだ」

ジャンがいたんじゃ魔法使えないからな。脱出も絶望か?
ここで漫才でもして暮らすほかないのか。

再会してからずっと抱いていた疑問をぶつける。
「ところでシャムタンティでおさらばしたお前が一体全体どうしてこんなところまで?」

「あんたと別れたときは悲しかった」

「いい友達が見つかったと思ったし、カーカバードを横断するには、
僕の手助けが必要に決まっていた。(それはどうかな)
だからあとを追った。
カレーはやりすごして−−−あの港町に入る気はなかったんで−−−
バク地方で探した。

魔女のフェネストラが仲良しのひとりで、
あんたの動きを教えてくれた。(あの女め)

イルクララ湖でもう少しで追いつくところだったんだが、
その前に舟で渡ってってしまった。
あの距離を休まずに飛ぶのは無理だったんで、
湖を半周するはめになった」

「そうか、あの湖もずいぶんと広いからな。
確かにお前のその小さな翅では無理かも。
って、お前翅どうした?」

話を聞くのに夢中になっていたため気付かなかったが
豆人のシンボルとも言うべき翅がないではないか。

「あの黒い顔をした飲んだくれの切り裂き魔ども!」
ジャンは呪う。

「僕の翅を切り落としたんだ!
赤目に捕まって、ここへ連れてこられたあと、
逃げないように翅を切られた」

「ずいぶんと酷い真似しやがる」
posted by うにーく at 22:05 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーサリー諸王の冠 リプレイ

2005-06-06

Sorcery!4:097 再会

衛兵は頂上の厚い扉を開き、めんどくさそうに中に放り込む。

「物じゃないぞ、丁重に扱え」

唯一つの窓から差し込む光により室内の様子が観察できる。
この室内にあるのは皿一枚だけだ。
しかも食べかす付き。

ここは独房じゃなくて、誰か先客がいるということですかね。
スカンク熊とか勘弁してよ。

突然肘を引っ張られる。
お客さんが、おいでなすった。

「大丈夫かい? 怪我してるのか?」
小さなきいきい声が呼びかけてくる。

あれ、無性に癪に障るその声には聞き覚えが。

ガザ・ムーンに厄介払いしてもらった豆人(ミニマイト/Minimite)のジャンではないか。
posted by うにーく at 21:41 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーサリー諸王の冠 リプレイ

2005-06-06

冒険の扉

http://b1.alt-r.com/zc/view.php3?m=0&n=788
火吹山の魔法使い

1年半前に中断しているようですが
posted by うにーく at 21:20 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームブックリプレイリンク

2005-06-06

ゲームブックらしきもの2点

・廃屋の黒魔術師
http://fantasian.hp.infoseek.co.jp/kuromajutu1.html
 (親サイト エクスカリバー)
 http://plaza.rakuten.co.jp/dragonfantasy/
119パラグラフ。
1つのファイルじゃなくてきちんとパラグラフごとに
なってるとかなり良い感じかもしれませんね。

・ラビリンス/ウェブ・ゲームブック
http://homepage3.nifty.com/lim/lav/index.htm
1回やってみたが分岐有り小説程度でしょうか。
いきなりグッド・エンドになってしまった。
posted by うにーく at 21:11 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | オンラインゲームブックリンク

2005-06-06

ドラゴンの洞窟 〜 歌姫誘拐 〜

こんなの見つけた。
http://www.din.or.jp/~takarasi/game/index.htm

一応クリアできた。
マッピングとかしてないけどそんなに大きなダンジョンじゃないかな
posted by うにーく at 07:49 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | オンラインゲームブックリンク

2005-06-06

Sorcery!4:096 魔法対決

あたりを見回す。
壁には図面や地図が貼ってある。
そのうちのいくつかは星図だ。

窓から空を仰ぐような奇妙な装置もある。
望遠鏡のことだろうか。

部屋の奥のテーブルに向かっているのは半月型の眼鏡をした貧相な男だ。

「おや、どなたのご来訪かな?」

「訊くまでもない。アナランド者じゃろう!
はたしてここまでたどりつけるかと思うておった。
腕と勇気はたいしたものじゃ。
じゃが、きさまのつきもこれまで。
今きさまの相手をしておるのは、
臆病な黒エルフでも、頭の悪いクラタ人でもない」

「諸王の冠がアナランドに取り戻されるまでは俺の旅は終わらない。
何度だって地獄から甦ってやるさ」

もうザメン入りしてからだって9回も死んでるんだからな。

「ああ、うむ。諸王の冠とな。
すぐに渡せば退散するか?
わがはいとしてはあの呪われた品を早く、
ここから厄介払いしたいのじゃ」

これは異なことを言う。

大魔法使い本人だとはどうしても思えないが、
魔法使いである可能性は非常に高い。

そんな相手に対して使い勝手がいい魔法 MAG(体力点:-2)を詠唱。

「魔法か!」

「魔法使い仲間が来たということか?
アナランド者の魔法が果たしてどれほどのものか、
お手並み拝見といこう!」

床に落ちていた縄を指差し小声でなにやら唱える。
縄は蛇のようにこちらへ向かってくる。
ふん、実にくだらん手妻だ。

術が発動しているので命を吹き込まれた縄も
見えない防壁を打ち破れないでいる。

「それでマンパンご自慢の魔法はお終いかい?」

魔法使いは不敵に笑う。
「防御の術か。なるほどのう。
アナランド者を捕らえるには、地味な方法に頼るしかなさそうじゃ」

男は立ち上がり一言呼びかける。
「衛兵!」

うわ、そう来ますか。

背後の壁にあった隠し扉から即座に三人の衛兵が駆け込んで、
抵抗する隙すら与えず、取り押さえられてしまう。

戸口から階段を昇り、塔の最上階へと連行される。
posted by うにーく at 01:54 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーサリー諸王の冠 リプレイ

2005-06-06

Sorcery!4:095 床罠の間の目的

何かつっかえ棒になるような物はないか?

持ち物を探る。
長いものといえば剣と槍くらい。

こんなものでこの床全体が持ち上がる仕掛けが止められるとは思わない。
しかし奇跡を待つより捨て身の努力。

こんな時になんだがこの場を切り抜けた後のことを考えると
つっかえ棒に使うのはスペアのある剣だな。

今はもうひざまずく空間しか残っていない。

剣を立てるが圧倒的な力の差だ。
曲がる。
たちまち折れる。

絶望。

もう仰向けに横たわるしかなす術なく、
リブラ様に声が届かない環境では死を待つより他ない。



この"床罠の間"は押しつぶすための目的で作られたわけではない。
死んだねずみからは大魔法使いといえども情報を引き出せない。
死の恐怖を植えつけてから尋問することは極めて有効なのだ。

隙間が鼻先のほんのわずかとなったとき、天井が開いていく。
一気に殺さなかったことを後悔させてやる。
posted by うにーく at 00:19 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーサリー諸王の冠 リプレイ

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