2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:030 十三代目石川五右衛門 見参

その時だ。
地上200フィートを吹き抜ける風に乗り聞きなれた声がする。
「ルパ〜〜ン、助太刀いたす!」
ご先祖様同様、大凧に乗ってくる五右衛門の姿だ。

さっきと100フィート違うけど、見なかったことにしましょう。

あと五右衛門って確か十三代目だったよなと確認しているうちに
公式には表記が五エ門で統一されてるらしいことを見かけたけど
ゲームブックでは五右衛門となってるし、このまま行きます。

トヨトミ・ニンジャは予想していなかった新たな敵の出現に
動揺を隠せない。

五右衛門に向け手裏剣を投げつけるが、
斬鉄剣によってことごとく弾かれる。

「ルパン、早くしろ!! 飛び移るんだ」

ルパンは助走をつけて走って飛び乗ろうとする。

体力ポイント判定発生。
4以上と3以下。
また4ポイントでセーフ。
4ポイントあれば結構凌げるな。

凧に向かってジャンプ一番、五右衛門が差し伸べる手を掴むと
凧は高度を上げる。

トヨトミ・ニンジャは任務を遂行できずに悔しがっている。
「へっへー、ここまでおいで、甘酒進上」

撮影用ヘリでは、またもや監督を喜ばせていた。
「オー、ベリーナイス! シナリオにはないが迫力満点だ。
ぜひともこのシーンを映画に追加しよう」

地上に降りるルパンたち。
「ルパ〜ン!!」
次元が走ってきた。

凧のロープを引いていたのは次元の操るワーゲンだった。
整備をちゃんとしておいて良かった。
買わなくても多分出てくると思うけど。

「ケガはないか!!」
天守閣の方を振り向くがトヨトミ・ニンジャはもうそこにはいなかった。

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:029 地上300フィートの世界

シーン85。
大坂城に潜入したトクガワ・ニンジャが、
トヨトミ方のニンジャに天守閣の上で囲まれるクライマックス。

監督はカメラを積んだヘリコプターからメガホンを執る。
「よーし、行ってみよ〜〜」

なにしろ地上300フィートの高さだ。ルパンにミスは許されない。

マイルは競馬とか100マイルが野球の160km/hだったり
1.6かけるだけだから結構覚えやすいけど、
フィートは日常生活ではあまり気にかけないな。

で、肝心の『300フィートって何メートルよ?』です。
度量衡換算
http://homepage1.nifty.com/boiseweb/tools/trans_ft.html

300フィート=91.44m 単純に丸めると約100mってことになるのかな。
でも本物の大坂城って地上55mぐらいらしいね。

大阪城天守閣
http://www.osakacastle.net/

実物の2倍近い高さの城の張りぼてか。見てみたいものだ。

閑話休題

既に天守閣の上で待っている敵方ニンジャたち。
「スタート!」
カチンコが鳴るがどうもニンジャたちの動きが妙だ。

体力+情報+武器 3つのポイント合計判定発生。
12以上、10〜11、9以下の3つに分岐。
14ポイント=体:4+武:3+情:7 なので条件クリア。

ルパンを包囲するトヨトミ・ニンジャから手裏剣が一斉に放たれる。

ちょ、待て。本物じゃねーか。
ルパンでなければ、こうも見事に避けることはできていないだろう。

「よーし、いいぞ、いいぞ!! その調子」
相変わらず監督は能天気に喜んでいる。
こういう悪気がないのが一番性質悪いよな。

トヨトミ・ニンジャはスタントマンなんかではなく訓練された動き、
傭兵か特殊部隊の身のこなしなのだ。

多勢に無勢。死を覚悟するルパン。

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:028 一身上の都合

スタッフを辞めることを伝えるために監督を訪ねる。
黙っていなくなろうとも思ったのだが、
どうもあの無邪気な監督には伝えなければ気の毒だ。

「そんな、困るよ。
今君たちにやめられては、映画は完成しない」

突発的に入ってきたスタッフが辞めたくらいで完成しなくなる映画って……

「せめてあと一カット、天守閣のシーンだけでも……」
「しゃあねェ、やるか!!」
ルパンは次元に言う。
タコよりもこういう情に脆いところがルパンの最大の弱点のような気がする。

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:027 燈籠の斧

「待て〜〜い!!」
挿絵を見るととっつあんはなんか丼らしきものを
小脇に抱えたまま追いかけてきてるな。

「でぇ〜〜い!!」
壁にかかっている日本刀をとりルパンたちに斬りかかる。

日本刀はとんだ安物らしく庭石に当たると簡単に折れる。

「おのれ〜〜」
今度は壁にかかっていた斧を振り回す。
頭を下げたルパンの頭上をかすめた斧は石灯籠に当たる。

これが本当の蟷螂の斧。
「ギェ〜〜ッ」
しびれた腕をさすりながらも追いかけるのは止めないとっつあん。

体力ポイント判定発生。
4以上と3以下。
体力ポイント4なのでまたもや切り抜ける。

銭形をなんとか撒くことに成功する。

銭形と不二子を別にしても、ルパンたちの敵は確実に存在する。
マシューがどういう位置づけにあるのかはまだ情報不足だ。

「ひょっとすると、敵は二組いるのかも知れないな……」
ルパンはつぶやく。

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:026 悪魔の魚

マシューとかいう黒人警官。
ただならぬ雰囲気の持ち主だ。

マシューが銭形になにか耳打ちする。
銭形もルパンたちの方を見る。

銭形がウェイターを呼んでルパンたちを指して何か言いつける。

その足でウェイターがルパンたちの元にやって来る。
「あちらのお客様が、御馳走したいとおっしゃるのですが……」
「俺たちに?」
「はい」

下手に断るより、受けた方が無難だろうか。
まさか毒を盛られるわけでもあるまい。

「へい、おまち!!」
出てきた料理はタコの活け造りだ。

全身にジンマシンが噴出すルパン。
「うぎゃ〜〜〜っ!!」

「ガハハハハ……、かかったなルパーン!!」

「タコを見るとジンマシンが出る貴様の弱点を利用したのよ。
どうだこの頭脳作戦!!」

変装を完全に見破っていたわけではないのか。

銭形は手錠を持って追いかけてくる。

ルパンと次元は座敷からカウンターへ、カウンターから中庭へと逃げ回る。
そのさなか五右衛門は平然と冷奴を口に運んでいた。

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:025 日本料理のおいしい食べ方

「何だい?」
五右衛門のもたらす情報を聞き漏らすまいとするルパンと次元。

「ルパン、次元、日本料理を食いに行こう」
立ちごけするルパンたち。
五右衛門のプライオリティがわからない。

「金に関しては心配無用。誘う以上は拙者がおごる」
五右衛門がおごるなんて珍しいことだ。

「日本料理か、悪くねぇ」
次元も久々にさっぱりした料理にありつきたいようだ。

五右衛門について、サンセット通りにある日本レストラン「OTAFUKU」へ向かう。

「なかなか繁盛しているようだな」
暖簾をくぐりながら次元が言う。

店の中はちょっとした日本庭園があり、
小さな川やら獅子威し、石燈籠がある。
他にも浮世絵や日本刀や民芸品などが所狭しと飾り付けられている。
こんな調子では五右衛門が解こうとしている日本への誤解は
永遠に取り除けないままだろう。

「ぐわっはっは」
聞き覚えのある笑い声が聞こえてくる。

「なんであいつが……」
次元は絶句している。

とっつあんがこんなところでまで和食を食っているとは。

「どうする」
軽く変装はしているルパンたちだが欺きとおせるか。

五右衛門が言う。
「堂々と席につけば、怪しまれることはない」

片隅の席に落ち着く。

座席では先日一緒にいた黒人警官相手に銭形が一席ぶっている。
「そこで我輩の投げ手錠がハッシとばかりにルパンを捕らえたんですわ。
ガハハ、まったくあのときの手応えときたら……」
「ミスター・ゼニガタ」
黒人が何か気になったようだ。
「サシミはワサビをソイ・ソースに溶かさない方がベターなのではないですか?」
「ノー、ノー、マシュー」
銭形は首を振る。
「食べ方などどうでもいいのですよ。
要は通ぶるより、いかにうまく食べるかですな」
銭形はまたひとしきり笑う。

ルパンと黒人警官の目が合う。

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:024 五右衛門の来訪

ホテルに戻ったルパンたち。
敵対勢力の存在がこうも明らかになった以上
スタッフとして潜り込んでいることはバレバレで、
もはや続ける意味がないだろうという結論に達する。

そんな最中、ドアを叩く音がする。
「誰だ!!」

情報ポイント1向上。
武器ポイント全然上がらない代わりに情報ポイントだけが伸びていく。
最初の設定時に武器ポイントにもっと与えて置けばよかったな。

体:4
武:3
情:6->7

「拙者だ」
来訪者は五右衛門だった。

「お取り込み中まことにあいすまん。
邪魔してもよいか?」

喜んで迎え入れるルパン。

「実はな、撮影中につまらぬ相談を立ち聞きした。
ルパン、おぬしに直接関わりあること」
「む……」
身を乗り出すルパン。
「なんだそれは?」

「その内容をここで話すのは、拙者の主義主張に反すること。
しかし捨てておけん、そこでだ……」

懐から小さな瓶を取り出す。
「ルパン。これは我が石川家に先祖代々伝わる秘薬だ。
何も聞かずに黙ってこれを持っていろ。
きっと役に立つときが来るはずだ」

「ありがとう五右衛門」
ポケットに瓶をしまうルパン。

「わざわざこのために、来てくれたのか」
「まあな……」

五右衛門は軽く笑うが真剣な表情になると続ける。
「さてと、ヤボ用はここまで。
実はもうひとつの、大事な用があってな……」

2005-06-12

力有ル者の苦悩

今日見つけたオンライン版ゲームブックです。
戦闘時にパラメータを自動で計算してくれるのはありがたいです。

力有ル者の苦悩
第一巻 ひとりの魔術師の誕生
http://page.freett.com/yaztromo/online.html

親サイト ヤズトロモの庵
http://page.freett.com/yaztromo/index.html
posted by うにーく at 13:39 | ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | オンラインゲームブックリンク

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:023 水面下の死闘

レイモンド・ソープ・ボウィ。刃渡り33センチ。
ルパンはランドール社製のカスタムナイフを
水中のお供にすることに決めた。

「もっと忍者らしく泳ぐんだ!!」
クレーン上から怒鳴る監督。

気楽に言ってくれるぜぇ。

軽口を返そうとしたルパンの前に突如丸太のようなものが浮かび上がる。
丸太は巨大な口を開く。
ルパンの前にいるのは全長6メートル、胴回り2メートルのアリゲーターだ。

体力ポイント判定発生。
4以上と3以下。
あぶないあぶない。体力ポイント4。ぎりぎりクリア。

レイモンド・ソープ・ボウィを抜くと刃を口にくわえ、水中に潜る。
コナンの第1話みたいですな。

アリゲーターの背中の皮は厚いので人間の力でどうこうできるものではない。
こいつらと戦うときには腹を狙うのが定石だ。

腹に取り付くと心臓目掛けて一撃を食らわす。

アリゲーターの体力とルパンの肺活量との勝負になったが
なんとか軍配はルパンに上がる。
丸太となって浮かび上がるアリゲーター。

「オー、ナイス!!」
監督は大興奮だ。

「ワンダフル。さすがは東洋のミラクル!!
アリゲーターがプールにいたのはとんだアクシデントだったけど、
おかげでいいシーンが撮れた。
これはそのまま、映画に使おう」

日本にワニがいることになったようです。
古事記にも鰐が出てくるし、まあいいか。

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:022 帰らずのプール

続けてシーン55の撮影。
トクガワ・ニンジャが大坂城のお堀を泳いで渡る場面。

お堀は撮影所にあるプールにセットが作られている。

「ヘイ、ミスター。スタンバイOKね!!」
「おっしゃ!!」
忍者装束をつけたままプールに入ろうとするルパン。

「こらっ!! ジル、待ちなさい」
その時メイクの女の子がかごに入れていた猫がプールに飛び込む。

「なんだ、驚かしやがる……」
この暑さだ。水嫌いな猫とはいえ水浴びしたくなるのも無理はない。

ところが仔猫のジルはいくら待とうが再び浮かび上がることはない。

『何かある………』
武器を持って水の中に入ることにする。

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:021 オオサカジョウノボレ

シーン70、カット863。
トヨトミ方のニンジャに追われるトクガワ・ニンジャが石垣を登って逃げるシーン。

トクガワ・ニンジャのスタントマンがミスター・チバだ。
黒装束のニンジャ・スタイルで石垣に挑む。

体力ポイント判定発生。
3以上と2以下。
体力ポイント4なのでクリア。

続けて体力、情報2つのポイント合計数値判定発生。
7以上と6以下。
体力ポイント4+情報ポイント5で計9ポイントなのでこれも上回る。

「オー、ベリーナイスね!!」
必死に登るルパンに監督は大喜びだ。

手鉤を通して伝わる感触が変わることに気付くルパン。
発泡ポリウレタンの石垣がそこだけ違うのだ。

そう思った途端にルパンの目の前にある石が石垣から抜けて、
転がりだす。
ルパンは背中をすくめてあやうく難を逃れる。
石とは言え、仮にも大坂城の石垣を模しただけあり巨石だ。
1トンはゆうにあるだろう。

石垣に本物の石を混ぜるなんて行為はルパンを狙ったものに他ならない。
またもや敵の存在が明るみになったということだ。

情報ポイント1向上。

体:4
武:3
情:5->6

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:020 カミカゼ スキヤキ ゲイシャ ハラキリ

「おい!!」
五右衛門をセットの裏に呼び出すルパン。

「なんでお前がここにいるんだ?」

「おぬしには関係ないこと」

「それに拙者はここでは、殺陣師ミスター・ヤマモトだ」

「そうか不二子か……」
ルパンがハリウッドに行くことを漏らしたのは次元と不二子だけだ。

不二子がかき回そうというなら銭形や五右衛門がいるのも説明がつく。

「お前、不二子に頼まれて……」
「拙者はそれほど、下衆ではない!!」

「ただ拙者は、アメリカ人の武士道に対しての誤解を少しでも取り除きたいだけだ」

五右衛門の存在自体の方が偏見助長しそうだな。

「おーっ、ここにいたのか!!」
監督のお出ましだ。

「さがしたよ、ミスター・ヤマモト。
君がいないとダメなんだ。
シナリオのここのところなんだがね……」
シナリオを五右衛門に見せる。

「ハラキリのカイシャクは、これでいいんだっけ?」
ずっと解釈かと思ってたけど、介錯のことなんだな。
あとで五右衛門が介錯の説明しているのに気がつかなかった。

「監督。それは違います」
正しき日本の姿を伝えようと一所懸命な五右衛門先生。

「首の皮を一枚残して斬るのが介錯の作法。
SFX担当の方にそこのところ御指導願いたい」
「うんわかった。
首の皮一枚残して転がるように、ギミックを付け加えるとしよう。
やぁ君がいてくれるんで助かるよ」

「ヘイ!! ミスター・チバ、君には山ほど仕事があるんだ。
さっそくやってもらうよ」
懸案が一つ解決したからか監督は今度はルパンの方に向き直る。

「さあ、君のスタントの腕、見せてもらおうか」

「ルパ……いや、ミスター・チバ」
監督に聞こえないように声をかけてくる五右衛門。
日本語で会話すればいいんじゃないのか?

「気をつけろ。
この撮影現場に潜入しているのは、どうやら拙者たちばかりではない。
うさん臭い連中が山ほどいる。心してかかれ」
「ありがとう、ミスター・ヤマモト」

情報ポイント1向上。

体:4
武:3
情:4->5

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:019 ルパンファミリー勢揃い

撮影所入りした監督にスタッフが挨拶をする。
「おはようございます」
「うん、おはよう」

最初に挨拶に来たのは美人のスクリプター(記録係)だ。

「やあ、キャッシー」
監督がにやける。

24時間一緒に仕事をするスクリプターにブロンドの美人を
選びたくなるのも無理からぬところだ。

「見ろよルパン」
次元がささやく。

「あのバスト。95はあるぜ……」
次元がやけにオヤジくさい。

あんな見事なバストはまるで峰不二子だと同感するルパン。
ん、不二子?

「ルパン!!」「次元〜〜!!」
同時に叫ぶ二人。
「あのバストは!!」

金髪とメイクで白人になりすましているが、あれは不二子ではないか。

スクリプターと目が合うルパン。
その途端にウインクするキャッシー。

間違いない。不二子だ。

撮影準備が進む頃、一人の男が姿を現す。
「おお、ミスター・ヤマモト」
監督がちょうどいいところにという感じで言う。

「紹介しよう。
ユーと同じジャパニーズの新スタッフだ。
スタントマンのミスター・チバ。特殊技術担当のミスター・ナガタだ」

「殺陣師のミスター・ヤマモトだ」
不二子がいるのにも驚いたがミスター・ヤマモトにも驚きだ。
五右衛門じゃないか。

変装すらせずいつものスタイルを通している。
斬鉄剣を持っていても変だと思われていないのは
殺陣師の特権だろうか。

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:018 古代怪獣ゴモラに壊されしお城

城が見える。
「あれは……」
「セットさ。
『ザ・リベンジ・オブ・ニンジャ』のね。
実物大で作ったオーサカ・キャッスルだよ」

予算の規模がさすがハリウッド。
ヤシの木が生えてるのがご愛嬌だろう。

「今度の映画はオーサカ・ウインター・キャンペーンを舞台にしているんだ。
どうせならということで、実物大のセットを作ったのさ。
これだけで五百万ドル近くかかったよ。
もちろん有名な金のシャチホコもちゃんと再現してある……」

2005-06-12

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:017 事件は撮影現場で起こっているんだ

ホテルに戻って作戦を練り直すルパンたち。

本社ではなく情報入手のルートを変えてみようということになる。
映画関係者になりすまし『ザ・リベンジ・オブ・ニンジャ』撮影現場に入り込もうというのだ。

ルパンはスタントマン、次元は銃器、火薬を扱う専門家としてスタッフに加わるという
ことで話はまとまった。

「おお、君たちはニッポンジンか!!」
監督のニーブン・ガーブスリップは目を輝かす。

「しかもクロサワの下で働いたことがある!! よし、決まりだ。
プロデューサーのグスタフ・アッシュフォード氏も、
さぞお喜びになるだろう」
クロサワかぶれで有名なガーブスリップを落とすために書いたでまかせの
プロフィールが功を奏した。

「いやぁ助かるよ。
そうか、君たちもニッポンからか……」
丸ぶちメガネの監督は笑う。

「これでニッポンからの参加スタッフが三人になった。
これはセールスポイントになるなぁ……」
「へぇぇ……。俺たち以前に参加していたジャパニーズがいるんですかい?」
「そうだな」
デスクから監督は立ち上がる。
「君たちにそのニッポン人の殺陣師、ミスター・ヤマモトを紹介しよう」

グローバル社内の監督の執務室を出て、撮影所へ向かう。
ハイランド通りを北上、州道101号をしばらく行った辺りだ。

「ほら、見えて来た」
「あれが今回の映画セットだ」

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