2005-06-18

902-1 BTTF:009 宇宙人の牛小屋襲撃

前説終了。長いよ。
今まで進んだところをDVDで振り返ってみる。

親父の情けなさは映画のほうが数段上か。
おふくろは太ってるというより酒におぼれてるんだな。
そういやあのY字型の次元転移装置見た覚えがあるな。
ここまでで30分か。長いわけだよ。1/4も費やしてる。

 ####

突如、風景が畑に変わる。
マーティは車を制御しきれずに牛小屋に突っ込む羽目になる。

衝突の衝撃で対放射能スーツのヘルメットを被ってしまう。

這う這うの体でデロリアンのドアを開けて立ち上がるマーティ。

人がいる。助けを求めようと手を差し出すと小屋の外へ慌てて逃げていく。
対放射能スーツの異様な風体が人を遠ざけるらしい。

とにかくヘルメットを外し、小屋の外への移動を試みる。

この牛小屋の持ち主のものと思われる母屋から
人が数名走ってくる。

ここの畑の農夫と家族らしい。
農夫の手には散弾銃が握られている。

ヘルメットを取ったマーティを見て子供が声をあげる。
「変身しやがった!」

説明する暇もなく散弾銃が火を吹く。
恐怖のためか相当まだ間合いがあるのだろう。
弾はかすりもしなかった。

怖がられているならこの場を逃げるためにそれを利用するだけだ。
思い切り驚かしてみる。

農夫は恐怖のあまり二発目を放つ。
ST4発生。

死んでもここならやり直しが簡単だしST4ならなんとかなるだろう。

ダイス2

またもや当たらず、農夫は小屋の外へ逃げていく。

マーティはとりあえずデロリアンに乗り込み、
この場を離れることにする。

2005-06-18

902-1 BTTF:008 マーティ、過去へ

ドクはアインシュタインをデロリアンから降ろすと、
マーティに向かいタイム・マシーンの説明を始める。

「この三列の数字は、上から順番に
『これから行くところ』、
『今いるところ』、
『最後にいたところ』
を表わしている。
ここにあるキーボードは『これから行くところ』を設定するためのタイマーだ」

「どこに行きたいかね?
例えばアメリカが独立した日なんかどうかね?
それともキリストが誕生した日のほうがいいかな?」
『1776.07.04』や『0000.12.25』などの数字を次々に設定していく。

「それよりこの記念すべき日はどうだ?
今はまだ誰もこの日が重大な記念日だとは知らないがね」
『1955.11.05』に設定するドク。

「この日は科学が大きな進歩をとげた日として記録されるだろうな。
1955年11月5日、まさにこの日、タイム・トラベル理論が生まれたんだよ」
「じゃあ、今日はなんの日なんですか?」
「今日は理論が実現しされた日だよ。
ちょうど三十年前のこの日、
わしはトイレですべって頭を打ち、
次元転移装置の理論を思いついたんだ。
まさに天啓のようなものだったな。
次元転移装置なくしてはタイム・トラベルは不可能だ。
しかし考えてみれば理論を実現に結びつけるまで長い時間がかかったものだ。
三十年だからな」

「これは何で動くんですか? ガソリンですか?」
「原子力だよ。1.21ギガワットの電力をつくりだすためには、
どうしても原子力に頼らざるをえないんだ。
将来はどうなるかわからんがね。
とにかく、今はプルトニウムを燃料にして次元転移装置を動かしているんだ。
もちろん、デロリアン自体はガソリンで走るんだが」
「プルトニウム? どうやって手に入れたんですか?
まさか盗み出したとか」
「いや、正確に言えば盗んだわけじゃない。
そのようなものだがね。
リビア人の過激派が原子力発電所から盗んだものをだまし取ったんだ。
時計の中にがらくたを詰めこんだものを爆弾だと言って交換したのさ」

二人はドクお手製の対放射能スーツを着こんで、
バンに積んであったプルトニウムを次元転移装置の燃料タンクに注入する。

「一本のプルトニウムで一回のタイム・トラベルが可能だ。
どれだけ長い時間を動くかは関係ない。
だからどこかに行って帰ってくるためには
予備のプルトニウムを積んでおかなければならないわけだ。
さて、わしはこれからちょっと二十一世紀に行ってくる。
ちゃんと出発のシーンをカメラで撮ってくれよ」

突然、ドクの表情が変わる。
一台の車がまっすぐ向かってくる。

「逃げろ! リビア人だ!」
ドクは叫んで、バンから拳銃を取り出す。

リビア人の車はまるで装甲車だった。
トップルーフから頭を出した男が機関銃を構えている。
ドクは銃を撃とうとするが、不発だった。

機関銃から銃弾が放たれるとドクに命中する。
倒れたドクの胸には弾の跡がいくつも見える。

マーティのただ一人の親友 ドクが死んでしまった。

リビア人は標的をマーティに切り替える。
とっさにデロリアンに乗り込むマーティ。

エンジンに火を入れると、急発進させる。
だがリビア人の車も追走してくる。
アクセルを踏み込むマーティ。時速100キロ突破。

機関銃の弾がデロリアンをかすめていく。
バックミラー越しにバズーカ砲のようなものが目に入る。
しゃにむにスピードを上げるマーティ。
速度計は時速130キロを示しているが、まだリビア人を振り切れない。

「時速150キロについてこれるもんならついてこい」
その瞬間マーティはデロリアンごと光に包まれる。

2005-06-18

902-1 BTTF:007 動物実験成功

リモコンでデロリアンを操作するドク。
デロリアンを駐車場の端に停めると、カメラを向いて説明を続ける。

「わたしの計算が正しければ、
デロリアンが時速140キロになった瞬間にある現象が起こります。
とにかく実験をご覧ください」
リモコンでデロリアンのアクセルを吹かし、回転数を充分にあげてからスタートさせる。

「80……100……120……」
リモコンについているスピード計を読み上げていくドク。
まっすぐ向かってくるデロリアン。
逃げようとするマーティ。だが、ドクに引きとめられる。

二人にぶつかろうかと言うその瞬間。
デロリアンは光に包まれ、ものすごい衝撃音を伴いながら消滅した。

『OUT OF TIME』と書かれたナンバープレートと
タイヤ幅の炎の帯が残されている。

「な、なにが起こったんですか?
アインシュタインはだいじょうぶなんですか?」
「ビデオをちゃんと撮ってくれなくては困るよ」
注意を促すドク。

「わたしは犬を未来に送りました。
正確には一分後の未来に送ったのです。
一分後にタイム・マシーンである車と犬はここにあらわれるはずです」

時計を見ながら秒読みを始めるドク。
ここにいてはまずいと気がついたのかあわててマーティと共にその場を離れる。

その時、デロリアンが再び現れる。
消えたときと同じスピードでさきほどまで二人がいた場所を通り過ぎていく。

ドクはリモコンを操作しデロリアンを停止させる。

デロリアンに近づき、ドアを開けるとアインシュタインは乗せられたときと
同じ格好でそこにいた。

ドクはアインシュタインの時計と自分の持っている時計を
再びカメラに向けて並べる。

「どうです。二つの時計を比べてください。
ちょうど一分違っています。
犬の時計のほうが一分遅れているのです。
犬もこの通り元気です。
タイム・マシーンの実験は無事に成功しました」

2005-06-18

902-1 BTTF:006 深夜の実験

電話のベルで目を覚ますマーティ。
時計を見ると12時を回っている。
どうやら眠り込んでしまったらしい。

「もしもし」
「おい、約束は忘れてないだろうな。
まさか寝ていたなんてことはないな?」
「もちろん起きていましたよ」
「そうか。ちょっと頼みがあるんだ。
ビデオ・カメラを持ってくるのを忘れてしまったんで、
来る前にわたしの家によって取ってきてほしいんだ」
「お安いご用だ」

マーティはダウン・ジャケットを着込み、
ウォークマンをポケットに突っ込むと家を飛び出す。

まずはスケボーに乗ってドクの家を目指す。
ビデオ・カメラを取ると実験現場に向かう。

ドクの姿は駐車場に見当たらない。
大型バンが一台停まっているだけだ。
バンに近づくとドクの愛犬の姿が目に入る。

「やあ、アインシュタイン、ドクはどこだい?」
首に大きなデジタル・ウォッチをぶら下げているアインシュタイン。

マーティの来るのを待ち構えていたのだろう。
突然、バンの後ろが開いて一台の車が姿を現す。
派手な音と光を伴うとか書いてあるけど夜中に
近所迷惑だな。
向こうのショッピングセンターの駐車場なんて馬鹿でかいから
あまり関係ないのかな。

現れたのは銀色のボディをしたデロリアンだ。
ステンレス製のボディーの後部はドクの手でなにやら改造されている。
ガルウィングが開くと中からドクが出てくる。
デロリアンのガルウイングはカウンタックのように手旗信号みたいな動きじゃなくて
紅白でのジュディ・オングを彷彿とさせる開き方だ。

「やあ、マーティ。どうだね、この車は? すごいだろう?
さあ、実験をはじめるぞ。ビデオ・カメラは持ってきたかね?」
「もちろんだ」
「よろしい。重要な記録になるからそれでわたしの姿を撮影しておくように」
「準備できたよ、ドク」
撮影を開始するマーティ。

「こんばんは。わたしはドクター・エメット・ブラウンです。
ここはツイン・パインズ・ショッピングセンターの駐車場です。
今日は1985年10月26日、現在午前1時19分です。
これより時間旅行の実験をお見せいたします」
アインシュタインを手招きするドク。

アインシュタインをデロリアンの運転席に乗せシートベルトを締める。
そしてアインシュタインがぶら下げている時計と自分の持つ時計を
並べてカメラに向ける。

「さて、ご覧のように二つの時計はまったくの同時刻を示しています。
このことをよく確認してください。
さあ、実験をはじめます」

2005-06-18

902-1 BTTF:005 素敵な家族

食卓につくマーティ。
父のジョージ、兄のデイブ、姉のリンダが座っている。

父はコーンフレークを食べながらテレビの再放送に見入っている。
兄はこれから出勤のハンバーガー・ショップの制服を着て食事を取っている。
姉もまただらしない格好で食事をつついている。

母親のロレインがケーキを持って台所から現れる。
アメリカ人にありがちな肥満体型であり、
おせじにも魅力的とは言いがたい。
「またケーキがむだになってしまったわ。
今度こそ出てこれると思ったのにねえ」

ケーキには『お帰りなさい、ジョーイおじさん』の文字。
刑務所から仮釈放される予定だったが取り消しになってしまったのだ。

「ジェニファーから電話があったわよ」
思い出したように姉が告げる。
また余計なことをとマーティは顔をしかめる。

「女のほうから男に電話をかけるなんて、
なんてふしだらなことをするのかしら。
わたしの若い頃は、女の子が男の子を追いかけまわしたり、
女の子のほうから電話をかけるようなことは絶対にしなかったものよ。
それに……」
母がいつもの調子で一席ぶる。
三十年前の無味乾燥な学園生活を送らずにすんだことを
感謝せざるを得ないマーティだ。

「それじゃあ、どうやって男と女が知りあうことができるの?」
姉が混ぜっ返す。
「偶然よ。神のご意思って言ったほうがいいかしら。
わたしとあなたたちのおとうさんが知りあった時のようにね。
おじいさんが車でおとうさんをはねたのよ。
その時おとうさんを看病したのがわたしだったの」
またこの話だ。うんざりするマーティ。

「でも、どうしておとうさんは木の上から道のまん中に落ちてきたりしたの?
わたし、前から不思議に思っていたのよ」
姉が尋ねる。
「バード・ウォッチングをしていたのよね、ジョージ?」
相槌を父に求めるが、我関せずといった風情でテレビを見ている。
まるで話なんか聞いてはいないのだ。

「とにかく、看病しているうちにこの人だって思ったの。
一目惚れだったわ。おとうさんもそうだったんだと思うわ。
その次の週末のダンス・パーティーにわたしをさそってくれたの。
そのパーティーでわたしはおとうさんとファースト・キスをしたのよ。
キスをした瞬間、ああ、わたしはこの人と一緒になるんだと確信を得たのよ。
そう、確かその日は……」
母は遠き日の少女に戻ったかのようにうっとりと話を続ける。

きりがない。食事を終えると二階の自室に戻るマーティ。
しかし男性は誰一人として一言も食卓で言葉を発しませんでしたな。

ドクとの約束の時間までベッドに転がり、今日起こったことについて考え始めた。

ジェニファーに明日は中止だって連絡しとけよ。
電話までもらってるくせに。
まあ、うまくいったら中止にならなくて済むからご都合主義だけど仕方ないか。

2005-06-18

902-1 BTTF:004 父とビフの関係

パンフレットをポケットに入れ、さっきの続きを行おうとするマーティ。
それを止めるかのようにクラクションが鳴り響く。

ジェニファーの父親が二人を見つけたのだ。
ジェニファーは車に乗って帰宅してしまう。

結局、ジェニファーとキスが出来なかったマーティ。
明日になればドライブだと、気を取り直してみる。

スケボーに乗って家まで到着すると、
レッカー車が父親の車をガレージに入れようとする光景が目に入る。
見事なまでにひしゃげている。

マーティが事情を把握するため家に入ろうとすると、
ビフの声が中から聞こえてくる。
ビフは父親の上司で、高校時代からの付き合いがある。
「ジョージ、なんてことだ。
まさか欠陥車を貸してくれるとはな。
あやうく死ぬところだったんだぞ」
車を借りておいて事故を起こした本人が
いばりくさってるのだから始末に終えない。

「あの車には、今まではおかしいところなんかなかったんだ」
父親ジョージが弁解する。

「何を言ってるんだ。あの車を見てみろよ!」
「おまけに服にまでビールのしみがついたんだぞ」
飲酒運転をしていたと語るに落ちるビフだったが
弱腰の父親じゃとてもじゃないが糾弾には持ち込めそうにもない。

横暴なビフよりも卑屈な父親にいらいらするマーティ。

「ところで頼んでおいたレポートはどうなっているんだ。
もうできたのか?」
「まだなんだ。月曜日までにできればいいと思っていたから……」
ビフは父親の頭をどつきながら言う。
「おーい、誰かいるのか? おまえの頭はからっぽか?
おれにはレポートをタイプしなおす時間が必要なんだぞ」

何故ビフの仕事を父親がやらなければいけないのだ。
何か弱みでも握られているのだろうか、
あまりの理不尽さに情けなくなるマーティ。
おまけに明日のドライブまで中止にせざるを得ない。
なんて一日だ。

「わかったよ。明日の朝一番にきみの家に持って行くよ」
父親は力なくそう言う。
「あまり朝早くは困るぜ。
土曜日はゆっくり寝ることにしてるんでな」
もう一度父を小突いてからビフは帰っていく。

2005-06-18

902-1 BTTF:003 壊れた時計台

ジェニファーと共に町の広場に向かう。
選挙が近いのでゴールディ市長の選挙カーが走り回ってるのが見える。

歩きながらジェニファーは慰めの言葉をかける。
「とても良かったのに。
あの人たちには音楽ってものがわからないのよ。
それに、一度くらい失敗したからってそんなに気にすることはないわ。
今にきっとうまくいくわよ。
あなたが作ったデモ・テープはすてきだったわ。
あれをレコード会社に送ったらどうなの。
あなたには才能があるわ。だいじょうぶよ」
ええ娘や。

マーティも言うとおりだと思ってはいるのだが、
行動するだけの勇気が持てない。
小心者の父を軽蔑しているが、マーティもそんな彼の血を受け継いでいるのだ。
「そんなことを言っても、テープを送ってもしうまくいかなかったらどうするんだい。
才能がないって言われたらどうする?
こんな気持ちはきみにはわからないだろうな」

通りを歩いていると、トヨタの4WDピックアップがカーショップに運ばれていくのが目に付く。
あんな車でジェニファーとデートできたらと夢想するマーティ。

マーティたちは、壊れた時計台の前のベンチに座り、
明日の夜、湖にドライブに行く約束のことを話しあう。
「あしたは湖までドライブだね。
星空の下できみと二人っきり……楽しいだろうな」
「あなたのおかあさんは、わたしたちが二人だけで行くことを知ってるの?」
「知ってるわけないさ。かあさんには男友達とキャンプに行くと言ってあるよ」
「じゃあ、本当のことを知ったらどうなさるかしら?」
「そりゃあ、怒るだろうね。
かあさんの高校時代には、
そんなふしだらなことは絶対にしなかったっていつも言ってるからね。
その頃には、誰もなんにもしなかったんだろうよ」
「でも、おとうさんが車を貸してくださるんでしょう?
よかったじゃない」
ジェニファーは微笑む。

その笑顔がたまらずにジェニファーにキスをしようとするマーティ。
ところが横槍が入る。

「時計台をとりこわしから守りましょう!」
募金用の缶を持ったおばさんが目の前で叫んでいる。
ムードぶち壊しである。

「時計台を守るための募金に協力してください」
「あの時計台をこの町の文化的遺産として保存する運動を行っているのです。
あの時計台は、三十年前の落雷以来とまったままですけれど、
わたしたちは保存するべきだと考えているのです」
追い払うためにクォーターを缶の中に投げ込むマーティー。

一枚のパンフレットを押し付けると嬉々として去っていく。
そこには時計台が1955年に落雷で止まったときの詳細などが書かれているようだった。

2005-06-18

902-1 BTTF:002 ロックの好きな十七歳

いきなりプロローグが長くて萎えるけど
戻ってくるためのヒントがてんこ盛りだからな。

なんとかがんばってみますか。


彼の名前はマーティ・マクフライ。
そして、ガールフレンドの名前はジェニファー・パーカー。
ごく普通の二人は、ごく普通の恋をし、ごく普通の高校生活を送っていました。
でも、ただひとつ違っていたのは、彼は三十年も前にタイム・トラベルすることになってしまったのです。

ある日の朝、マーティはいつものようにスケートボードに乗り、
友達のドクター・ブラウン(通称ドク)の倉庫兼実験室に挨拶に行く。
ドクは見当たらなかったが倉庫中の時計が8時の時報を告げると、
ドクからの電話がかかってきた。
「今夜、一時十五分から大事な実験をするので、
ツイン・パインズ・ショッピングセンターの駐車場に来てくれ」

電話を終えたマーティはヒル・バレー高校へ向かう。
全ての時計が25分遅れとは気づいてなかったマーティは見事に遅刻する。
これで三日連続だ。

玄関で偶然ジェニファーに出会い、授業に潜り込もうとしたところをベテラン教師ストリングランドに見つかってしまう。
彼はマーティの父親が生徒だったときからいる化石のような存在だ。
「きみはなにもなおそうとしない。
このままではきみのおとうさんのようになってしまうぞ。
そういえば、彼もだらしない人物だったな」

黙って聞いているが父親まで侮辱されて怒りと屈辱がこみ上げてくるマーティ。
全て事実なので言い返しようもないのだが。

放課後、マーティはまもなく行われるダンス・パーティでのバックバンドの
オーディションを受けるため、体育館に向かう。

ピンヘッド−マーティたちのロック・バンド−の順番がやって来たが、
演奏が始まって10秒もしないうちに止められる。
「もういい、ありがとう」

オーディション失格だ。
音があまりに大きすぎるという理由にマーティは酷く落胆する。

2005-06-18

902-1 BTTF:001 セイビング・スローと運勢値

行動が成功するか失敗するかの判定にダイスを用います。
これをセイビング・スロー(以下STと略す)と呼ぶ。

『ST4を行う』と表記されていた場合に
ダイスの結果が4以下ならその行動は成功。

ただし、STは必ずしも成功すればいいものではなく
成功してしまったがためにトラブルが起こることもしばしば。
あまり何事も成功しすぎると、おふくろさんがマーティに惚れちゃうしな。

STの結果をある程度コントロールするために用意されているのが運勢値。
サイコロ1個振った目に6を加えたものが運勢値。

1ですか orz

今回の運勢値は7になりました。やばすぎ。
最初は運勢値使わないでプレイしてみるか。

運勢値をST前に使うと運勢値1ポイント使えば
STの値を±2左右できます。
2ポイント使えば±2*2で±4ポイントの幅で動かせます。

運勢値がなくなってしまったらその後のSTは完全に運任せ。

運勢値は劇中で増減することがあり、
原点を越えてもOK。
良かった。

あと運勢値は負数にはならない。最小値はゼロ。

2005-06-18

902-1 BTTF:000 過去に行く前に

傍証用にDVDも調達してしまったので当初の予定通りバック・トゥ・ザ・フューチャー(以降BTTF)を遊ぶことにします。

ゲームブックのリンクはこっち。


映画より先にゲームブックでこの作品に触れたので、
デロリアンってどんな車なんだろうとかすごい妄想しまくったのを思い出しました。

数ヶ月前までこんなゲームブックで遊んだこと自体ころっと忘れてましたけど。
昔の記憶が甦ったところを見るとこの本もある意味タイムマシンなのかもしれません。

2005-06-18

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:400 リプレイ雑感

1回失敗。

失敗したときにも書いたけど、
ゲームブックとしてはシリーズの最初だけあって
入門編というか、余程変な行動を取らない限り
中盤辺りまでは死なないように易しめに作ってあると思います。
途中なんか見事に一本道だし。

でも分岐が少ないとはいっても戦車対決とか
要所要所ではきちんとバリエーションがあったりするので
何回かは遊べると思う。

物語は題材にしてるだけあって映画のようなテンポの良さがあり、
映像化したらかなりいい作品になりそうだなと
久しぶりに触れてみて感じました。

あと、小学生くらいがメインの読者層なだけに台詞などで
平仮名が多めなのが、写したりしていてちょっと気になったかな。

ルパンの一人称で話が進むからロールしづらくて、
無理やり三人称で進めてみたけどちょっと辛かったかも。
キャラクタものはリプレイ向きじゃないんだな。
台詞が全部記述してあるからアドリブできないし。

次にやるのも懲りずにキャラクタものだし、
乗りかかった船だからルパンシリーズのリプレイも続けるつもりだけど。

・最終パラメータ
体:7
武:6
情:10

最初は体:3,武:5,情:2 くらいでいいのかも。

・タイトル考察
英題のGOOD-BYE,HOLLYWOODはベット・ミドラーやビリー・ジョエルの
Say Goodbye to Hollywoodから取ってるのかな。
邦題は見て判るとおり「さらば愛しきルパンよ」へのオマージュだろう。

・amazonリンク
さらば愛しきハリウッド

2005-06-18

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:081 後日談

3ヵ月後、ルパンを驚愕させる記事が新聞上に躍る。

『ザ・リベンジ・オブ・ニンジャ』ついに完成!!

NGシーンを集め、アクション・ドキュメンタリーに生まれかわる

圧巻はぶっつけ本番!! 戦車対生身の人間の迫力戦闘シーン

あの世紀の怪盗、ルパン三世も素顔で特別出演!!


記事の詳細を確かめるルパン。

そこにはこう記されていた。
「大坂城セットの謎の爆発事故で、
完成があやぶまれていたグローバル・ムービーの超大作映画
『ザ・リベンジ・オブ・ニンジャ』は、撮影済みのシーンとNGシーン、
さらに事故現場で撮影された貴重なフィルムを編集して
アクション・ドキュメンタリーとして完成。近日公開の予定。

なかでも最大の見せ場は、あの世紀の怪盗ルパン三世が、
戦車と格闘する30分間のクライマックスである。
なお、この貴重なシーンを撮影したカメラマンは、
日本人女性、フジコ・ミネ……」
プロデューサーの死のことも扱ってやれよw
いなかったら資金ショートするだろうが。

不二子は今回もうまく立ち回り、
ルパンたちが命懸けで戦車を相手している間に
フィルムを回していたのだ。

これで二代続けて映画出演ってわけだ。
再度グローバル・ムービーに忍び込んで
マスターを奪い返すべきだろうかと思案するルパン。

これはルパン四世の仕事になるのかも、そんな益体もないことを考えるに至る。

どうやら今、ルパンに出来ることは『ザ・リベンジ・オブ・ニンジャ』の
ヒット祈願くらいのようだ。
三世が出演した映画は大コケなんてことにでもなったら末代までの恥。

ルパンが出した結論。
これもみんな親父が悪い!!

2005-06-18

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:080 他人の事は笑えない

「言いたいことはそれだけか?」

しばらくためらうが、ショルダーケースにワルサーを収め、
部屋を退出しようとするルパン。

ルパンが背を向けたとたん、カチリと音がする。
反射的に振り返るとカールゼンがデスクから取り出した拳銃の撃鉄を起こしたところだった。

「ルパン。
君のその甘さが、この世界では命取りだ。
そのことを教えてやろう」

カールゼンの持つ護身用の銃はなんと九四式自動拳銃だった。
皇紀2594年というと西暦に換算すると1934年か。
昭和9年。忠犬ハチ公の初代銅像が建立されてヒトラーが総統に就任した年。

九四式自動拳銃は日本軍が第二次大戦中に使用していた将校用拳銃だ。
別名スーサイド・ナンブ。

カールゼンは陸軍少尉としてガダルカナル方面の作戦に従事していたので
その戦利品なのだろう。
それにしてもこんな骨董品を使うなんて変な奴だ。

振り向きざまの抜き打ちで九四式は、カシミア絨毯の上に転がる。
日常的に銃を扱っているルパンとは場数が違う。
「お前のような卑劣な男ほど、
こういう芝居にはうまくひっかかってくれるようだな」
右腕を押さえるカールゼンに近づくルパン。

武器ポイント判定発生。
6以上と5以下。
武器ポイントはこのために6に調整済み。

武器ポイントが足りないパターンは上記の別名とか、
"自殺拳銃"でぐぐって想像してみてください。

「カールゼン。せめて自分のために祈るがいい。
親父も天国では許してくれるだろう」
泥棒や裏切り者が果たして天国に行くかどうかは疑問だな。

ワルサーをカールゼンのこめかみに押し当て、引き金を引くルパン。

死の瞬間、カールゼンは何を思ったろうか?
もし、それが女のことなら他人の事は笑えないなとルパンは自嘲する。

この世を去るときには同じ女性のことを思うのだろうから。

2005-06-18

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:079 五十年前のパリ

「じゃあ、どうしてだ?」
言い訳は沢山だと言いたげに問い詰めるルパン。

「どうして親父を裏切ったんだ」
「テレーズだ!!」
大統領候補は心中を吐露するかのように叫ぶ。

「テレーズのせいなのだ」
「テレーズ?」
「君の母上だ」

動揺するルパン。
「おふくろが……」
「私はテレーズを愛していた。
だから、君の父上が、私からテレーズを奪ったことが許せなかったのだ……」

「たとえ君の父上が、私からありとあらゆるものを奪ったとしても、
私は怨みもしなかっただろう。
私は君の父上を心から尊敬していたのだから……。
だが、テレーズだけは例外だった。
私は心底、君の父上を呪ったのだ」

ルパンはこの言葉の真贋を確かめる術を持ち合わせていなかった。
なにしろ、母親の名前がテレーズだったかすら知ってはいないのだから。

そういや、ルパンって日本人の血が混ざってるような話を聞いたことが
あるような気がするけど、テレーズがまさか日本人の名前とも思えないし
ハーフじゃなくクォーター?

この話自体がアンオフィシャルなのかもしれないけど。
一応、双葉社の出版物だし、版権表示もきちんとクリアしてるわけだが。


フィルムを捜すきっかけとなったアルセーヌ・ルパンの備忘録にも
母親の名前は出てこない。
使われているのは『あの小娘』『可愛い小悪魔』などという
符牒のようなものばかりだった。

しかし、ルパンはこの老人が嘘を語っているようには見えなかった。
五十年も前のパリ。いろいろなことがあったろうな。
そう思うだけであった。

2005-06-18

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:078 懺悔

「野暮なものはひっこめたまえ……」
「ルパン帝国の後継者に、そんなオモチャは似合わんよ」
「あいにくと俺は、ルパン帝国を捨てた人間でね。
言わば勘当息子なのさ」
二代続けて勘当ものですか。血は争えないですね。

ワルサーはカールゼンの心臓をポイントし続ける。

「ただ、そんな俺でも、息子は息子。
親父の落とし前はきっちりつけにゃ……」
「私は君の父上を、尊敬していた」
「それは今でも変わらん。
もっとも信じてはもらえまいがね」
「信じるよ。
死ぬまぎわの人間は、嘘をつかないと言うからね」

「アッシュフォードとマードックが、
相談を持ちかけてきた時、私は悩んだよ。
世話になった父上を、裏切ることだからな……」
「しかしあんたは裏切った。
言い訳は男らしくないぜ」

「かも知れん」
「今になって、そのツケが回ってきたようだ」
寂しげに笑うカールゼン。
「しかしこれだけは信じてくれ。
私は決して金や地位や、名誉のために君の父上を裏切ったのではない。
断じてない!!」

2005-06-18

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:077 最高傑作

カールゼンの部屋を開けると、ちょっとした合わせ鏡だった。
さすがのカールゼンも少し驚いたようだ。

しかし、ルパン帝国に籍を置いていただけあって
すぐに正体を看破する。
「ルパンか……」

「趣味の悪い変装は、親父譲りというわけか」
「わかっているんなら、しかたがねぇ……」
マスクを破り捨てるルパン。

「だが、これならどうかな?」
「ルパン二世……」
「この顔が、まともに見れるかな?」
カールゼンは裏切った当人を目の当たりにし動揺する。

マスクの下にマスク。ラストを飾るにふさわしいちょっとした演出だ。
元が親子だけにこの変装はルパンの最高傑作といえるほど完璧なものだった。
フィルムの映像も大いに参考にしてある。

「さあ、カールゼン。悔い改めな」
ワルサーを突きつけるルパン。

2005-06-18

GOOD-BYE,HOLLYWOOD:076 旦那様、外出中でしたか

カールゼンもバカではない。
身辺の警護を固めにかかる。
「集まってる集まってる。うさん臭い連中がゾロゾロだ」
三日後、カールゼン邸を見張る次元から連絡が入る。

「少なくとも、百はいるって感じだな」
「そうか、作戦通りだな」

フィルムが廃棄されていない以上、カールゼンも枕を高くして眠れないはず。
下手に刺客を送り込まれるより手駒を防御に集中させた方がいいと
ルパンは踏んだのだ。


それからしばらくして、ルパンはカールゼンの屋敷の中にいた。

変装のおかげで妨害どころかボディーチェックすら受けることなく
玄関から、すんなり入ることができたルパン。
この屋敷の持ち主、J・S・カールゼンに扮していたからだ。

でも主人が在宅かどうかぐらい把握してるよな。普通。

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