2005-03-12

FF02:06 独房からの脱出

ち、不覚をとった。

目を覚ましたところはどうやら独房の中のようだ。
扉には鉄格子が嵌められており外の様子が伺えるが表には誰もいない。
まだ少し頭がくらくらするものの体に特に外傷はないようだ。
脱出できれば任務を続けられるだろう。
機会を待って体をしばし休める。

1時間ばかりするとなにやら物音がする。
どうやら看守が戻ってきたらしい。
看守は双頭のトカゲ カラコルムだ。
近づいてくると扉の一部が開き食事が差し入れられる。
カラコルムは通路の向こうに戻っていく。

早速いただくことにする。囚人相手に毒も盛らないだろう。
体力も少し回復。よしそろそろ出させてもらうか。
カラコルムを呼んでみる。
「ちょっと看守さん」
(右)「なにごとだ、一体」
「ごちそうさん。食事終わったから、食器出しておいたよ」
(左)「わかった。取りに行く」

近づいてくるカラコルム。
「ところでここはどの辺りになるんだ。気絶してしまって場所がよくわからないんだが」
(右)「そんなこと聞いてどうするつもりだ」
(左)「ここは<黒い塔>の地下牢だがガンジー様の手慰みになる以外に
貴様がこの場所を生きて出られるはずもないんだぞ」
「そうか。あんたバルサス・ダイアについて何か噂とか聞いたことないか」
(右)「例え囚われの身といえども長生きしたかったら口を慎むことだな」
(左)「桑原桑原」
これ以上は情報も得られそうにない。
魔法を使って脱出を試みる。

<目くらまし>を使い、カラコルムを襲わせることにする。
術が発動したとたんネズミがテーブルへと駆け出す。
なんだって。よりによってこんなときに失敗するなんて。

(右・左)「ひょえーーー」
ところがカラコルムの双頭はすっかり灰色になっている(元から)
瓢箪から駒とはこのことか。
偶然にもこんななりをしてネズミなんて小動物を忌み嫌っているようなのだ。

(右)「助けてくれ」
(左)「どっから来やがったんだ、畜生」
壁際にうずくまる。

<目くらまし>の効果が失われないうちに急いで取引を申し出る。
「出してくれたらそのネズミ追っ払ってやれるけど」
カラコルムは頭を見合わせると、声にならずにこくりこくりと
大仰にうなずき慌てふためいてカギを放り投げてくる。

扉のカギを開け、立てかけてあった剣をとって出口へ向かう。
あわれな看守は周囲を駆け回るネズミに気絶寸前だ。
昔、耳でも齧られたんだろうか。

通路をしばらく行ってからネズミを風船のように破裂させる。
「約束は守ったぜ」

ネズミが膨らんだ際、顔面に迫ってきたために
カラコルムが失禁してしまったのは言うまでもない。
posted by うにーく at 14:43 | 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | バルサスの要塞 リプレイ
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