2005-05-05

FF02:10 <死の奈落>の罠 後編

<ミク>の棲家を後にして螺旋階段を上る。
踊り場の先には扉が一つ。
扉を開けてみる。

部屋の中に吸い込まれる。内部の気圧が低いのだろうか。
持っている灯りが揺らめいて消え、闇夜の烏状態になる。
<火炎>が使えれば灯り代わりになっただろうか。

この部屋の主人がお出ましになるのにそう時間はかからなかった。
暗闇のそこかしこから嘲笑が聞こえてくる。
「愚かな冒険者よ」
別の低い声がこう続ける。
「<ガンジー>のすみかへようこそ!
気の毒だがここがお前の目にする最後の部屋だ……
ああ、いや、おまえにはなにも見えぬだろうな、ええ?
だがわしらにはおまえが見える、なあ、兄弟たちよ?」
笑い声が周囲一帯から聞こえる。
ここまで来る至るところで警告されてきた<ガンジー>までたどり着いたわけだ。

唐突に、白い光を放つ亡霊の生首が顔面目掛けて襲ってくる。
地面に伏せてやり過ごすが、体の震えが止まらない。
怯えにより技術-1 体力-2 運-1。
痛すぎる。

<ミク>同様、剣は効かない、魔法の腕じゃ負けるのは自明なので
贈り物戦術をまた使う。荷物を検める。
クモの入ったビンと塗り薬の壷が目に付く。
年寄りっぽいから薬で養生しやがれ。

「それはなんだ?」
どうやら興味を引くことができたようなので交渉を行う。
「取引と行きましょう。わたしの目的はあなた方ではありません。
ここを通り抜けさせてくれればこの薬を渡しましょう」
薬を掲げながらこう告げていると
物陰から手が伸びてきて薬を持ち去ろうとしているのが
視界に入ってきたので慌てて引っ込める。
切り札を簡単に取られてたまるか。あぶないあぶない。

「まさしく魔法の膏薬だ」
塗り薬の中身をどうやら吟味したようだ。見ただけで判るのか。すごいな。
「取引に応じよう」
先ほどの声とは別の方から声がする。
「その場に壷をおいてこの扉からでるがいい」
奥の方で扉自体が光を放ち浮かび上がってくる。
どうやら関門通過のようだ。

壷を持ったまますばやく扉に向かう。
扉を開けざま、壷を奥の方へぶん投げその場を離れる。
posted by うにーく at 15:15 | ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | バルサスの要塞 リプレイ
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