2005-06-06

Sorcery!4:098 ジャンの冒険譚

この最果ての地で思いがけず旧知の友に遭遇したことは
ほんの少し元気付ける出来事だ。

「神々は誉むべきかな!」
ジャンは言う。

「アナランドから来たあんたか!
どうしよう、こんなことにならなければいいと思っていたんだが。
あんたが捕まったのは僕のせいだ」

ジャンがいたんじゃ魔法使えないからな。脱出も絶望か?
ここで漫才でもして暮らすほかないのか。

再会してからずっと抱いていた疑問をぶつける。
「ところでシャムタンティでおさらばしたお前が一体全体どうしてこんなところまで?」

「あんたと別れたときは悲しかった」

「いい友達が見つかったと思ったし、カーカバードを横断するには、
僕の手助けが必要に決まっていた。(それはどうかな)
だからあとを追った。
カレーはやりすごして−−−あの港町に入る気はなかったんで−−−
バク地方で探した。

魔女のフェネストラが仲良しのひとりで、
あんたの動きを教えてくれた。(あの女め)

イルクララ湖でもう少しで追いつくところだったんだが、
その前に舟で渡ってってしまった。
あの距離を休まずに飛ぶのは無理だったんで、
湖を半周するはめになった」

「そうか、あの湖もずいぶんと広いからな。
確かにお前のその小さな翅では無理かも。
って、お前翅どうした?」

話を聞くのに夢中になっていたため気付かなかったが
豆人のシンボルとも言うべき翅がないではないか。

「あの黒い顔をした飲んだくれの切り裂き魔ども!」
ジャンは呪う。

「僕の翅を切り落としたんだ!
赤目に捕まって、ここへ連れてこられたあと、
逃げないように翅を切られた」

「ずいぶんと酷い真似しやがる」
posted by うにーく at 22:05 | ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ソーサリー諸王の冠 リプレイ
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