2005-06-28

902-1 BTTF:021 降された宇宙指令

放課後になって父を探し、母に告白するように後押ししてみる。
「勇気を出せ!
ロレインは君に気があると思うぜ」

いまいち乗り気ではない父。
告白なんて人に言われてやるものでもないからな。
周りから言われているうちにその気になるってのはあるかもしれないけど。

こうなったら奥の手だ。
未来から来たことを説明してみるマーティ。

ST2発生。
ダイス 3・辛くも失敗

「ぼくは実はタイムマシンを使って30年後の未来から来たんだ。
告白すればきみたちが結婚するのは間違いないから」

「未来から来ただって?
冗談を言っては困るよ、マーティ。
タイムマシンなんて存在していたら過去へ遡ったときに
タイムパラドックスが発生して未来へ様々な影響を及ぼす。
それはタイムマシンの発明や時間旅行者への影響も含む。
したがってタイムマシンなんて存在する余地はないと考えるのが自然だ。

ロレインのことも冗談か。あまりからかわないでくれよ」

SFファンだけにタイムパラドックスによる矛盾を突いてくる。
なかなか一筋縄ではいかない。

その日の深夜、父の部屋にこっそり忍び込む。

ポケットに入っていたウォークマンを寝ている父の耳に装着。
フルヴォリュームでヴァン・ヘイレンを流し込む。

死人も起きそうだな。
無論父も驚いて飛び起きた。

マーティの方を見てもう一度ぎょっとする父。
マーティのいでたちは牛小屋に突入したときの対放射能スーツだ。

「わたしはバルカン星のダース・ベイダーだ。
おまえに宇宙指令を与える。
おまえはロレインを今度の"深海パーティー"にさそわなければならない。
いいな! さもなければおまえの脳を溶かしてしまうぞ」

最後に再びヴォリュームを上げてから立ち去るマーティ。

2005-06-26

902-1 BTTF:020 前途多難な二人の恋路

でもそんなことより二人を恋仲にしないと。
「そんなことより、あっちでロレインたちと一緒に食事しないか?」
父の腕を引っ張って半ば強引に母がいるテーブルに連れてくる。

しかし父は何も話しかけられずにいる。
覗きをするくらいだし、後々結婚するくらいなのだから
父も彼女に興味は持っているのだろうが、
この調子では先が思いやられる。

一方、母はというと父のことよりマーティに話しかけるばかりで、
父のことは眼中にない。

なんとかしないとと思っているうちにビフが登場する。
「これはこれは、いったいなんの話をしているのかな?」

母のテーブルにかがみこむビフ。
嫌がる母を見て、ついビフの胸ぐらをつかんで引き離す。

またもや邪魔されたビフはマーティに殴りかかってくる。

しかしそこにタイミング良く先生が通りかかると
陳腐な捨て台詞を残して去っていくビフ。
「覚えてやがれ」

こうしてまたマーティの株が上がってしまった。
大丈夫なのか?
運勢値+1で9になる。

2005-06-26

902-1 BTTF:019 こんなところは父譲り

昼休みに入り、食堂で父に話しかけることに成功。
こんな不審者が学校に入りこめて大丈夫なんでしょうか。

原稿用紙にひたすら何かを書いている父。

まだ話しかけたことないのでファーストコンタクトだ。
背後から忍び寄り声をかける。
「なに書いてるんだい?」
「う、うわ。君は?」
とっさに原稿用紙を隠す父。

「ぼくはマーティって言うんだ。
きみはジョージだろ。よろしく。

ところでそれ面白そうだな、読ませてくれよ」
「SFが好きなので書いてるけれど、
とても人に見せられるような代物じゃないよ」

「それに、もし人に見せて、才能がないって言われたらどうする?
きみにはこんな気持ちはわからないだろうな」

思考回路がまるっきり同じだな。
さすが親子だ。

2005-06-22

902-1 BTTF:018 マーティのラブラブ大作戦

出会いのチャンスをリカバリーするくらいの
恋仲になるように取り持たなければ。

翌日高校へ行ってみる。
父と母が通い、後にマーティ自身も通うことになる学校だ。

とりあえず昨日知り合えなかった分を取り返してもらおう。
母に父を紹介することにする。

でも母と父はクラスメイトのようだ。
元から親しくはないけど知り合いではあったのだな。

母に近づくと父を指して尋ねてみる。
「おはよう、彼ってどんな奴だい?」
「ジョージのことをどう思うかって?
悪い人じゃないのは確かなんだけど」

いや、かなりどうしようもない奴だろ。
昨日の行動を見る限り。

しかし、そもそも邪魔がなければ元々結婚していたはずの二人だ、
それほど悪い感情があるわけではないようだ。

しかし母の心は今はマーティに首ったけだ、
自分の血を分けた存在なのだからそれと知らなければ
好意を抱くようになるのは自然な成り行きなのかもしれないな。

2005-06-22

902-1 BTTF:017 タイムパラドックスの恐怖

ドクは雷のエネルギーを利用できるような設備を設計し始める。
あとは、ドクに任せておけば大丈夫だと、気が緩むマーティ。

「じゃ、明日はこの時代の見物でもしに行くかな」
「何をばかなことを!」

「過去に介入することがどんなに危険かわかっておるのか。
歴史を変えてしまうかもしれんのだぞ」

それを聞いて不安になるマーティ。
昼間の出来事を説明する。
「父と母の出会いを邪魔してしまったかもしれない」
「出会わないということは結婚もしない、
つまりマーティきみという人間の存在そのものが危ういな」

突然、家族の写真のことが気になり取り出す。
あんな家族の写真でも持ち歩いてるんだな。

なんということでしょう。

兄の姿が消えかかっているではないか。
このままでは早晩自分自身も消えてしまうと驚愕するマーティ。
事態はかなり深刻だ。

2005-06-21

902-1 BTTF:016 雷の力を使え

この時代に来た経緯を説明するマーティ。
ドクが死んでしまった部分は今は説明しないほうがいいだろうと省く。
「というわけでリビア人から逃げているうちにこの時代に来てしまったんだ」

「そのタイム・マシーンを拝見してみたいものだ」
「わかったよ。じゃデロリアンを取ってくる。
ちょっと遠いところに隠したから時間はかかるよ」
「うむ、楽しみに待っていよう」

山まで5マイル再び歩くマーティ。
念のため人気のないところに隠したのが裏目に出た。
車を隠した洞穴が見つからない。ピンチ。

ST4発生。
ダイス 3 成功。

やっと見つける。
この時代ではとても目立つ車なので夜まで待ってドクの家へと移動開始する。


デロリアンと実験の時に撮影したビデオをドクに見せる。

ドクはビデオを見ているうちに叫びだす。
「1.21ギガワット!
こんな電力はとても用意できん!」

ちょっとピンと来ないので稼動している原子炉と比較してみよう。
121万[kW]=1.21*10^9[W]

この辺りを見ると原子力発電の商用で稼動している
プラント1基分の出力は行っているということか。
http://www.fepc.or.jp/shikihou/shikihou22/p4.html

そんなものを積んでいるデロリアン恐るべし。
事故ったらこの町吹っ飛ぶんじゃないのか。
どうやって冷却してるんだろうか。
映画を見る限りアインシュタインのタイムトラベル後は逆に凍ってたよな。

で、ここを見ると原子力発電自体は1951年に実現済みらしいね。
商用として電力供給されてたかどうかはここじゃ不明だけど。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB


「雷のエネルギーが使えればいいのだが、
落ちる場所がわからん以上どうしようもない」

雷って原子炉に匹敵するほどのエネルギー持ってるんでしたっけ?

雷の大きさを数字で見る
◎ エネルギー:10〜500キロワット時(落雷1回だけで家庭で使用する電力の2〜100日分)
http://www.acelion.co.jp/kaminari/mio/miomamoru.html

なんか桁違いに少ないです。本当に帰れるんでしょうか。
データの見方とか適当なんで間違ってるかもしれないです。


雷で時計台を思い出すマーティ。
次の土曜日に落雷するはず。
時間もポケットに入っているパンフレットでばっちりわかる。
25セント出した元は充分取ったな、ほくそえむマーティ。

早速、ドクにパンフレットを見せる。
「なるほど。これは使える。
時間と場所さえわかっていれば」

2005-06-21

902-1 BTTF:015 マッドサイエンティスト健在

ドクの家は30年前もほとんど変わっていなかった。
ほっとするマーティ。

説明するのは厄介だが会わないことには話にならない。
思い切って倉庫兼実験室の扉を開く。

すぐ目の前にドクが立っていたのでびっくりするマーティ。

奇妙なヘルメットを被っているドクは
ヘルメットから繋がっている極板をマーティの額にいきなり貼り付ける。

「あの、な、なにを……」
「なにも言うな!
今から読心機の実験をするんだからな。
きみが何をしにここに来たのか、
頭で考えるだけでわたしに伝わるんだよ」

眉唾物だとは思うが、タイムマシンの発明者だ。
ひょっとするとひょっとするかもしれない。
それにこのややこしい状況を説明する手間が省けるのは願ったりだ。
マーティは大人しくしている。

ST2 2回発生。
ダイス 3 失敗。

「新聞の勧誘員だろう」
「違います」
「電気の集金人だろう」
「違います」

どうも失敗作のようだ。
マーティは当たりそうにないので叫んでしまう。
「ぼくはあなたのつくったタイム・マシーンで30年後の未来からやってきたんですよ!」

ドクはヘルメットを外しながらも不機嫌だ。
「未来から来た?
それがどういう意味をもっているかわかるかね?
つまり、わたしのこの読心機が失敗したということじゃないか!」

未来から来たこと自体には驚いていないようです。さすが。
頭から信じていないだけかもしれませんが。

未来の産物デジタル・ウォッチを見せてみることにする。

ST4発生。
ダイス 1 成功。

夢中になって時計を調べるドク。
「どうやら未来から来たというのは本当らしいな」

よくわからないけど、デジタルウォッチの元祖はこれかな。
1973年だからかなりのオーバーテクノロジーだな。
http://www.epson.co.jp/ms/1973_10.htm

ドクが信じてくれたので
運勢値+1で8になる。

2005-06-21

902-1 BTTF:014 母の実家で家族団欒

ズボンを履いて母親に続いて階段を下りるマーティ。

食卓にはロレインの母親と兄弟がついている。
刑務所に入ってるジョーイおじさんはまだこのときは赤ん坊だった。
「ジョーイはベビーベッドの中だとご機嫌なのよね」
「昔から檻の中が好きだったんだね」

ロレインの父は今日買ったばかりの白黒テレビの
セッティングを行っている。

なんとかテレビが映り、感動する一同。
「わー、映ったわ」

マーティだけは一人違う感想を漏らす。
「これなら再放送で見たことあるな」

この番組はこの時代は初めて放送されるものだし、
再放送という概念が理解できないロレイン一家。
「再放送って何かしら」

食事を相伴させていただいていると
隣に座っていたロレインがマーティにこう言う。
「今晩は泊まっていくわよね?
わたしの部屋で寝ればいいわ」
50年代のアメリカって両親の前で男を泊めることを
宣言できるほどオープンだったんでしょうか。

このゲームブックのある意味トゥルーエンドに向かうためには
泊まるべきなのだろうが、今回はパス。

「いや、友人の所へ行く用事があるんだ。
残念だけど遠慮しておくよ」
「でも、事故の影響が心配だわ」

引きとめる母をなんとか振り切り、
血縁関係が複雑になることを回避。
ドクの家に向かうマーティ。
運勢値+1で7になる。

2005-06-21

902-1 BTTF:013 馴れ初めのお邪魔虫

マーティはベッドで目を覚ます。
なんてリアルな夢なんだ。

過去にタイムトラベルなんて映画や小説じゃあるまいし。

ん、ベッドの横に誰かいるのか?
「どうしたの? なにをうなされていたの?」
「ちょっと悪い夢を見ていてね。
昔の世界に時間旅行して帰る方法がなくなって途方にくれてるなんて夢さ」
「さあ、もうだいじょうぶよ。
あなたは1955年に戻ってきたのだから」

良かった。戻ってきたんだ。
1955年に。

1955年?

布団を跳ね除けるマーティ。
心配そうに語りかけていたのは先程父に着替えを覗かれていた女性だった。

「だいじょうぶ? 頭を強く打ったみたいだけど」
「あ、あなたは?」
「わたしはロレイン・ベインズよ、カルバン・クラインさん」

ロレイン? 母親と同じ名前。
昨晩の食卓の会話を思い出すマーティ。

『おとうさんがおじいさんの車にひかれて、
それを介抱しているうちに一目惚れしてしまったんだよ』
一目惚れの対象が父ではなく自分になってしまうのではないか。
一体どうなるんだ。

とりあえず、妙な誤解から解いておこう。
「ぼ、ぼくはカルバン・クラインではないよ。
ぼくの名はマーティだ」
「あら、でもあなたのパンツにカルバン・クラインって書いてあったわ」

牧歌的な時代にはまだパンツにブランド名など入っていなかったのかと
変なところに感心するマーティ。

でもなんでパンツのことなんか知っているんだ? 彼女は。

マーティは自分がズボンを履いていないことに気がつく。
「ど、どうしてぼくはズボンをはいていないんだろう」
「あら、わたしが脱がせたのよ」
何のために? マーティも母親も顔を真っ赤にする。

「隣に行ってもいい?」
母は尋ねるが、答えなど待たずに隣に座る。

『おかあさんが若かった頃には、
決して女のほうから男にモーションをかけたりするようなことはなかったわ』
どの口がこんな台詞を言うんだ。あきれるマーティ。

しかし、蛇に睨まれた蛙の如く若き母の魅力に抗えないマーティ。

母の顔が近づき、唇同士が触れ合おうかというとき、
階下から声がする。
「ロレイン! ご飯よ!」

2005-06-20

902-1 BTTF:012 どこまでも最低な父の身代わり

尾行だ。
しばらく行くと木の下に父の自転車が停めてある。

周りを捜すと木の上に父親がいた。
双眼鏡を使って何かを見ている。

視線の先を辿ってみると家の窓が開いていたる。
女性の下着姿だ。

出歯亀か。どこまで最低なんだ。

父は興奮したのか木からずり落ちる。
と、その時車がやって来る。

このまま轢かれたら自分の存在がヤバイ。
マーティは父を助けるべく飛び出す。

ST4発生。
ダイス 3

でもこのSTは成功しても失敗しても
結局同じような内容で同じパラグラフに行き着くな。


父を突き飛ばすことには成功するが自分が轢かれてしまう。
父はここでも逃亡。
こらこら。警察か救急車くらい呼べって。人として。

ブレーキの音で気づいたのか前の家から女性が駆け寄ってくる。
こういうシチュエーションの話を聞いたことがあるなと
思いつつ気絶するマーティ。

2005-06-20

902-1 BTTF:011 去り行く父

電話番号を調べるためにソーダ・ショップに入る。
電話帳を繰ると簡単にドクの家の番号は見つかったが留守のようだった。

途方にくれてカウンターに座るマーティ。
その時、デジタル・ウォッチのアラームが鳴り始めた。

店の主人が尋ねてくる。
「何の音だい?」
とりあえず30年前の人には刺激が強いだろう。
ごまかしてみることにしよう。

左腕を後ろに回すとマーティはとぼけてみる。
「え、何の音ですって?」

ST4発生。
ダイス 3

「気のせいかな。注文は?」
「ソーダもらいます」

ふと隣を見ると父がいた。
もちろん30歳若く、マーティと同じ高校生だ。
情けなさは変わらず、一目見て判るほどだった。

下手に接触しないほうがいいだろう。
黙って観察だけ続ける。

すると父に近づいてくる連中がいる。
「おい、マクフライ。
明日までにレポートはできるんだろうな。
しっかりしろよ!」
ビフとその取り巻きだ。30年前から同じことを繰り返しているのである。

マーティは思わずその場を仲裁してしまう。

「自分の宿題は自分でやるものだ、間抜け!」

殴りかかってくるビフ。
「なんだと」

別にビフを打ち負かすことが目的ではないので逃げるマーティ。

ST4発生。
ダイス 5
うわ、ST失敗

ビフはマーティに殴りかかる。
いとも簡単に倒されるマーティ。
ビフと仲間はそれを見て満足げに去っていく。
運勢値-1で6になる。

そういえば父がいなくなっている。
店を出てみると自転車で走り去っていくではないか。
誰のために殴り合いになったと思っているんだ。
最悪な親父だな。

2005-06-20

902-1 BTTF:010 30年前の世界にひとり

見たこともない場所なので適当に車を走らせる。
田舎道の野原の道端に大きな看板を見つけ車を停めるマーティ。

書いてある文字に見覚えがあったからだ。
『ライアン分譲地』

ライアン地区はマーティの家があるところだ。
確かに少し似ている。
ドクのタイム・マシーンで過去に来てしまったのだ。

念のため、山の中にデロリアンを隠す。
山奥の洞穴に隠して、5マイル歩いて町を調査。

町の中心の広場に到着。
時計台がまだ動いている。
通りがかりの人が捨てた新聞の日付を見て1955年11月5日であることを確認する。
タイム・マシーンに予備の燃料を載せる前だったからこのままでは帰れない。

ドクの言葉を思い出すマーティ。
次元転移装置の原理を思いついた日に設定したと言っていたはずだ。
つまりこの30年前にもドクはあの家にいるのだということに気づいたマーティ。

ドクに相談を持ちかけることにする。
とりあえず電話をかけてみるか。

2005-06-18

902-1 BTTF:009 宇宙人の牛小屋襲撃

前説終了。長いよ。
今まで進んだところをDVDで振り返ってみる。

親父の情けなさは映画のほうが数段上か。
おふくろは太ってるというより酒におぼれてるんだな。
そういやあのY字型の次元転移装置見た覚えがあるな。
ここまでで30分か。長いわけだよ。1/4も費やしてる。

 ####

突如、風景が畑に変わる。
マーティは車を制御しきれずに牛小屋に突っ込む羽目になる。

衝突の衝撃で対放射能スーツのヘルメットを被ってしまう。

這う這うの体でデロリアンのドアを開けて立ち上がるマーティ。

人がいる。助けを求めようと手を差し出すと小屋の外へ慌てて逃げていく。
対放射能スーツの異様な風体が人を遠ざけるらしい。

とにかくヘルメットを外し、小屋の外への移動を試みる。

この牛小屋の持ち主のものと思われる母屋から
人が数名走ってくる。

ここの畑の農夫と家族らしい。
農夫の手には散弾銃が握られている。

ヘルメットを取ったマーティを見て子供が声をあげる。
「変身しやがった!」

説明する暇もなく散弾銃が火を吹く。
恐怖のためか相当まだ間合いがあるのだろう。
弾はかすりもしなかった。

怖がられているならこの場を逃げるためにそれを利用するだけだ。
思い切り驚かしてみる。

農夫は恐怖のあまり二発目を放つ。
ST4発生。

死んでもここならやり直しが簡単だしST4ならなんとかなるだろう。

ダイス2

またもや当たらず、農夫は小屋の外へ逃げていく。

マーティはとりあえずデロリアンに乗り込み、
この場を離れることにする。

2005-06-18

902-1 BTTF:008 マーティ、過去へ

ドクはアインシュタインをデロリアンから降ろすと、
マーティに向かいタイム・マシーンの説明を始める。

「この三列の数字は、上から順番に
『これから行くところ』、
『今いるところ』、
『最後にいたところ』
を表わしている。
ここにあるキーボードは『これから行くところ』を設定するためのタイマーだ」

「どこに行きたいかね?
例えばアメリカが独立した日なんかどうかね?
それともキリストが誕生した日のほうがいいかな?」
『1776.07.04』や『0000.12.25』などの数字を次々に設定していく。

「それよりこの記念すべき日はどうだ?
今はまだ誰もこの日が重大な記念日だとは知らないがね」
『1955.11.05』に設定するドク。

「この日は科学が大きな進歩をとげた日として記録されるだろうな。
1955年11月5日、まさにこの日、タイム・トラベル理論が生まれたんだよ」
「じゃあ、今日はなんの日なんですか?」
「今日は理論が実現しされた日だよ。
ちょうど三十年前のこの日、
わしはトイレですべって頭を打ち、
次元転移装置の理論を思いついたんだ。
まさに天啓のようなものだったな。
次元転移装置なくしてはタイム・トラベルは不可能だ。
しかし考えてみれば理論を実現に結びつけるまで長い時間がかかったものだ。
三十年だからな」

「これは何で動くんですか? ガソリンですか?」
「原子力だよ。1.21ギガワットの電力をつくりだすためには、
どうしても原子力に頼らざるをえないんだ。
将来はどうなるかわからんがね。
とにかく、今はプルトニウムを燃料にして次元転移装置を動かしているんだ。
もちろん、デロリアン自体はガソリンで走るんだが」
「プルトニウム? どうやって手に入れたんですか?
まさか盗み出したとか」
「いや、正確に言えば盗んだわけじゃない。
そのようなものだがね。
リビア人の過激派が原子力発電所から盗んだものをだまし取ったんだ。
時計の中にがらくたを詰めこんだものを爆弾だと言って交換したのさ」

二人はドクお手製の対放射能スーツを着こんで、
バンに積んであったプルトニウムを次元転移装置の燃料タンクに注入する。

「一本のプルトニウムで一回のタイム・トラベルが可能だ。
どれだけ長い時間を動くかは関係ない。
だからどこかに行って帰ってくるためには
予備のプルトニウムを積んでおかなければならないわけだ。
さて、わしはこれからちょっと二十一世紀に行ってくる。
ちゃんと出発のシーンをカメラで撮ってくれよ」

突然、ドクの表情が変わる。
一台の車がまっすぐ向かってくる。

「逃げろ! リビア人だ!」
ドクは叫んで、バンから拳銃を取り出す。

リビア人の車はまるで装甲車だった。
トップルーフから頭を出した男が機関銃を構えている。
ドクは銃を撃とうとするが、不発だった。

機関銃から銃弾が放たれるとドクに命中する。
倒れたドクの胸には弾の跡がいくつも見える。

マーティのただ一人の親友 ドクが死んでしまった。

リビア人は標的をマーティに切り替える。
とっさにデロリアンに乗り込むマーティ。

エンジンに火を入れると、急発進させる。
だがリビア人の車も追走してくる。
アクセルを踏み込むマーティ。時速100キロ突破。

機関銃の弾がデロリアンをかすめていく。
バックミラー越しにバズーカ砲のようなものが目に入る。
しゃにむにスピードを上げるマーティ。
速度計は時速130キロを示しているが、まだリビア人を振り切れない。

「時速150キロについてこれるもんならついてこい」
その瞬間マーティはデロリアンごと光に包まれる。

2005-06-18

902-1 BTTF:007 動物実験成功

リモコンでデロリアンを操作するドク。
デロリアンを駐車場の端に停めると、カメラを向いて説明を続ける。

「わたしの計算が正しければ、
デロリアンが時速140キロになった瞬間にある現象が起こります。
とにかく実験をご覧ください」
リモコンでデロリアンのアクセルを吹かし、回転数を充分にあげてからスタートさせる。

「80……100……120……」
リモコンについているスピード計を読み上げていくドク。
まっすぐ向かってくるデロリアン。
逃げようとするマーティ。だが、ドクに引きとめられる。

二人にぶつかろうかと言うその瞬間。
デロリアンは光に包まれ、ものすごい衝撃音を伴いながら消滅した。

『OUT OF TIME』と書かれたナンバープレートと
タイヤ幅の炎の帯が残されている。

「な、なにが起こったんですか?
アインシュタインはだいじょうぶなんですか?」
「ビデオをちゃんと撮ってくれなくては困るよ」
注意を促すドク。

「わたしは犬を未来に送りました。
正確には一分後の未来に送ったのです。
一分後にタイム・マシーンである車と犬はここにあらわれるはずです」

時計を見ながら秒読みを始めるドク。
ここにいてはまずいと気がついたのかあわててマーティと共にその場を離れる。

その時、デロリアンが再び現れる。
消えたときと同じスピードでさきほどまで二人がいた場所を通り過ぎていく。

ドクはリモコンを操作しデロリアンを停止させる。

デロリアンに近づき、ドアを開けるとアインシュタインは乗せられたときと
同じ格好でそこにいた。

ドクはアインシュタインの時計と自分の持っている時計を
再びカメラに向けて並べる。

「どうです。二つの時計を比べてください。
ちょうど一分違っています。
犬の時計のほうが一分遅れているのです。
犬もこの通り元気です。
タイム・マシーンの実験は無事に成功しました」

2005-06-18

902-1 BTTF:006 深夜の実験

電話のベルで目を覚ますマーティ。
時計を見ると12時を回っている。
どうやら眠り込んでしまったらしい。

「もしもし」
「おい、約束は忘れてないだろうな。
まさか寝ていたなんてことはないな?」
「もちろん起きていましたよ」
「そうか。ちょっと頼みがあるんだ。
ビデオ・カメラを持ってくるのを忘れてしまったんで、
来る前にわたしの家によって取ってきてほしいんだ」
「お安いご用だ」

マーティはダウン・ジャケットを着込み、
ウォークマンをポケットに突っ込むと家を飛び出す。

まずはスケボーに乗ってドクの家を目指す。
ビデオ・カメラを取ると実験現場に向かう。

ドクの姿は駐車場に見当たらない。
大型バンが一台停まっているだけだ。
バンに近づくとドクの愛犬の姿が目に入る。

「やあ、アインシュタイン、ドクはどこだい?」
首に大きなデジタル・ウォッチをぶら下げているアインシュタイン。

マーティの来るのを待ち構えていたのだろう。
突然、バンの後ろが開いて一台の車が姿を現す。
派手な音と光を伴うとか書いてあるけど夜中に
近所迷惑だな。
向こうのショッピングセンターの駐車場なんて馬鹿でかいから
あまり関係ないのかな。

現れたのは銀色のボディをしたデロリアンだ。
ステンレス製のボディーの後部はドクの手でなにやら改造されている。
ガルウィングが開くと中からドクが出てくる。
デロリアンのガルウイングはカウンタックのように手旗信号みたいな動きじゃなくて
紅白でのジュディ・オングを彷彿とさせる開き方だ。

「やあ、マーティ。どうだね、この車は? すごいだろう?
さあ、実験をはじめるぞ。ビデオ・カメラは持ってきたかね?」
「もちろんだ」
「よろしい。重要な記録になるからそれでわたしの姿を撮影しておくように」
「準備できたよ、ドク」
撮影を開始するマーティ。

「こんばんは。わたしはドクター・エメット・ブラウンです。
ここはツイン・パインズ・ショッピングセンターの駐車場です。
今日は1985年10月26日、現在午前1時19分です。
これより時間旅行の実験をお見せいたします」
アインシュタインを手招きするドク。

アインシュタインをデロリアンの運転席に乗せシートベルトを締める。
そしてアインシュタインがぶら下げている時計と自分の持つ時計を
並べてカメラに向ける。

「さて、ご覧のように二つの時計はまったくの同時刻を示しています。
このことをよく確認してください。
さあ、実験をはじめます」

2005-06-18

902-1 BTTF:005 素敵な家族

食卓につくマーティ。
父のジョージ、兄のデイブ、姉のリンダが座っている。

父はコーンフレークを食べながらテレビの再放送に見入っている。
兄はこれから出勤のハンバーガー・ショップの制服を着て食事を取っている。
姉もまただらしない格好で食事をつついている。

母親のロレインがケーキを持って台所から現れる。
アメリカ人にありがちな肥満体型であり、
おせじにも魅力的とは言いがたい。
「またケーキがむだになってしまったわ。
今度こそ出てこれると思ったのにねえ」

ケーキには『お帰りなさい、ジョーイおじさん』の文字。
刑務所から仮釈放される予定だったが取り消しになってしまったのだ。

「ジェニファーから電話があったわよ」
思い出したように姉が告げる。
また余計なことをとマーティは顔をしかめる。

「女のほうから男に電話をかけるなんて、
なんてふしだらなことをするのかしら。
わたしの若い頃は、女の子が男の子を追いかけまわしたり、
女の子のほうから電話をかけるようなことは絶対にしなかったものよ。
それに……」
母がいつもの調子で一席ぶる。
三十年前の無味乾燥な学園生活を送らずにすんだことを
感謝せざるを得ないマーティだ。

「それじゃあ、どうやって男と女が知りあうことができるの?」
姉が混ぜっ返す。
「偶然よ。神のご意思って言ったほうがいいかしら。
わたしとあなたたちのおとうさんが知りあった時のようにね。
おじいさんが車でおとうさんをはねたのよ。
その時おとうさんを看病したのがわたしだったの」
またこの話だ。うんざりするマーティ。

「でも、どうしておとうさんは木の上から道のまん中に落ちてきたりしたの?
わたし、前から不思議に思っていたのよ」
姉が尋ねる。
「バード・ウォッチングをしていたのよね、ジョージ?」
相槌を父に求めるが、我関せずといった風情でテレビを見ている。
まるで話なんか聞いてはいないのだ。

「とにかく、看病しているうちにこの人だって思ったの。
一目惚れだったわ。おとうさんもそうだったんだと思うわ。
その次の週末のダンス・パーティーにわたしをさそってくれたの。
そのパーティーでわたしはおとうさんとファースト・キスをしたのよ。
キスをした瞬間、ああ、わたしはこの人と一緒になるんだと確信を得たのよ。
そう、確かその日は……」
母は遠き日の少女に戻ったかのようにうっとりと話を続ける。

きりがない。食事を終えると二階の自室に戻るマーティ。
しかし男性は誰一人として一言も食卓で言葉を発しませんでしたな。

ドクとの約束の時間までベッドに転がり、今日起こったことについて考え始めた。

ジェニファーに明日は中止だって連絡しとけよ。
電話までもらってるくせに。
まあ、うまくいったら中止にならなくて済むからご都合主義だけど仕方ないか。

2005-06-18

902-1 BTTF:004 父とビフの関係

パンフレットをポケットに入れ、さっきの続きを行おうとするマーティ。
それを止めるかのようにクラクションが鳴り響く。

ジェニファーの父親が二人を見つけたのだ。
ジェニファーは車に乗って帰宅してしまう。

結局、ジェニファーとキスが出来なかったマーティ。
明日になればドライブだと、気を取り直してみる。

スケボーに乗って家まで到着すると、
レッカー車が父親の車をガレージに入れようとする光景が目に入る。
見事なまでにひしゃげている。

マーティが事情を把握するため家に入ろうとすると、
ビフの声が中から聞こえてくる。
ビフは父親の上司で、高校時代からの付き合いがある。
「ジョージ、なんてことだ。
まさか欠陥車を貸してくれるとはな。
あやうく死ぬところだったんだぞ」
車を借りておいて事故を起こした本人が
いばりくさってるのだから始末に終えない。

「あの車には、今まではおかしいところなんかなかったんだ」
父親ジョージが弁解する。

「何を言ってるんだ。あの車を見てみろよ!」
「おまけに服にまでビールのしみがついたんだぞ」
飲酒運転をしていたと語るに落ちるビフだったが
弱腰の父親じゃとてもじゃないが糾弾には持ち込めそうにもない。

横暴なビフよりも卑屈な父親にいらいらするマーティ。

「ところで頼んでおいたレポートはどうなっているんだ。
もうできたのか?」
「まだなんだ。月曜日までにできればいいと思っていたから……」
ビフは父親の頭をどつきながら言う。
「おーい、誰かいるのか? おまえの頭はからっぽか?
おれにはレポートをタイプしなおす時間が必要なんだぞ」

何故ビフの仕事を父親がやらなければいけないのだ。
何か弱みでも握られているのだろうか、
あまりの理不尽さに情けなくなるマーティ。
おまけに明日のドライブまで中止にせざるを得ない。
なんて一日だ。

「わかったよ。明日の朝一番にきみの家に持って行くよ」
父親は力なくそう言う。
「あまり朝早くは困るぜ。
土曜日はゆっくり寝ることにしてるんでな」
もう一度父を小突いてからビフは帰っていく。

2005-06-18

902-1 BTTF:003 壊れた時計台

ジェニファーと共に町の広場に向かう。
選挙が近いのでゴールディ市長の選挙カーが走り回ってるのが見える。

歩きながらジェニファーは慰めの言葉をかける。
「とても良かったのに。
あの人たちには音楽ってものがわからないのよ。
それに、一度くらい失敗したからってそんなに気にすることはないわ。
今にきっとうまくいくわよ。
あなたが作ったデモ・テープはすてきだったわ。
あれをレコード会社に送ったらどうなの。
あなたには才能があるわ。だいじょうぶよ」
ええ娘や。

マーティも言うとおりだと思ってはいるのだが、
行動するだけの勇気が持てない。
小心者の父を軽蔑しているが、マーティもそんな彼の血を受け継いでいるのだ。
「そんなことを言っても、テープを送ってもしうまくいかなかったらどうするんだい。
才能がないって言われたらどうする?
こんな気持ちはきみにはわからないだろうな」

通りを歩いていると、トヨタの4WDピックアップがカーショップに運ばれていくのが目に付く。
あんな車でジェニファーとデートできたらと夢想するマーティ。

マーティたちは、壊れた時計台の前のベンチに座り、
明日の夜、湖にドライブに行く約束のことを話しあう。
「あしたは湖までドライブだね。
星空の下できみと二人っきり……楽しいだろうな」
「あなたのおかあさんは、わたしたちが二人だけで行くことを知ってるの?」
「知ってるわけないさ。かあさんには男友達とキャンプに行くと言ってあるよ」
「じゃあ、本当のことを知ったらどうなさるかしら?」
「そりゃあ、怒るだろうね。
かあさんの高校時代には、
そんなふしだらなことは絶対にしなかったっていつも言ってるからね。
その頃には、誰もなんにもしなかったんだろうよ」
「でも、おとうさんが車を貸してくださるんでしょう?
よかったじゃない」
ジェニファーは微笑む。

その笑顔がたまらずにジェニファーにキスをしようとするマーティ。
ところが横槍が入る。

「時計台をとりこわしから守りましょう!」
募金用の缶を持ったおばさんが目の前で叫んでいる。
ムードぶち壊しである。

「時計台を守るための募金に協力してください」
「あの時計台をこの町の文化的遺産として保存する運動を行っているのです。
あの時計台は、三十年前の落雷以来とまったままですけれど、
わたしたちは保存するべきだと考えているのです」
追い払うためにクォーターを缶の中に投げ込むマーティー。

一枚のパンフレットを押し付けると嬉々として去っていく。
そこには時計台が1955年に落雷で止まったときの詳細などが書かれているようだった。

2005-06-18

902-1 BTTF:002 ロックの好きな十七歳

いきなりプロローグが長くて萎えるけど
戻ってくるためのヒントがてんこ盛りだからな。

なんとかがんばってみますか。


彼の名前はマーティ・マクフライ。
そして、ガールフレンドの名前はジェニファー・パーカー。
ごく普通の二人は、ごく普通の恋をし、ごく普通の高校生活を送っていました。
でも、ただひとつ違っていたのは、彼は三十年も前にタイム・トラベルすることになってしまったのです。

ある日の朝、マーティはいつものようにスケートボードに乗り、
友達のドクター・ブラウン(通称ドク)の倉庫兼実験室に挨拶に行く。
ドクは見当たらなかったが倉庫中の時計が8時の時報を告げると、
ドクからの電話がかかってきた。
「今夜、一時十五分から大事な実験をするので、
ツイン・パインズ・ショッピングセンターの駐車場に来てくれ」

電話を終えたマーティはヒル・バレー高校へ向かう。
全ての時計が25分遅れとは気づいてなかったマーティは見事に遅刻する。
これで三日連続だ。

玄関で偶然ジェニファーに出会い、授業に潜り込もうとしたところをベテラン教師ストリングランドに見つかってしまう。
彼はマーティの父親が生徒だったときからいる化石のような存在だ。
「きみはなにもなおそうとしない。
このままではきみのおとうさんのようになってしまうぞ。
そういえば、彼もだらしない人物だったな」

黙って聞いているが父親まで侮辱されて怒りと屈辱がこみ上げてくるマーティ。
全て事実なので言い返しようもないのだが。

放課後、マーティはまもなく行われるダンス・パーティでのバックバンドの
オーディションを受けるため、体育館に向かう。

ピンヘッド−マーティたちのロック・バンド−の順番がやって来たが、
演奏が始まって10秒もしないうちに止められる。
「もういい、ありがとう」

オーディション失格だ。
音があまりに大きすぎるという理由にマーティは酷く落胆する。

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